子どもが賢く育つ家 POINT2 子どもが賢く育つリビング・ダイニング

求心力のあるリビング・ダイニングとは?

居心地のよいリビングのポイント“コーナーネットワークプランニング”

“家族の団欒”というとどんなイメージをお持ちになりますか?今時、みんなで、コタツやダイニングテーブルを囲って『さあ、団欒するぞ』といって団欒する家族はほとんどいないですよね。家族みんなが別々のことをしながらも、一緒の空間にいて、なんとなく気を遣いあってる…こんな状態が、本当の“団欒”の姿 ではないでしょうか?

家族が思い思いのことをしながらも一緒にいられる“○○コーナーがいくつもくっついたようなリビングダイニング”。それが、みんなが居心地のよいリビング・ダイニングといえるのではないでしょうか?

ソファーでは、テレビのスポーツ中継を観戦しているお父さん。その傍らにあるタタミコーナーでは、ごろ寝をしながら本を読んでる弟。ダイニングテーブル脇のデスクコーナーでは、学校の宿題をしているお姉さんがいて、お母さんが料理をしながらたまに教えてあげている…こんな“コーナーの融合体”のようなリビング・ダイニングにすると、子どもたちの居場所もたくさんでき、居心地がよくなるのではないでしょうか。

オープンプラン・リビング内階段で家族の交差点をリビング内に

家族のパブリックスペースとなるリビング・ダイニングは、なるべくオープンにつくりたいもの。そのためには、階段をリビングの中に取り込むのがおすすめ。無駄な廊下やホールも減らすことができるのでリビング・ダイニングも広くなります。
リビング内階段なら、否が応でも子どもと顔をあわせることになりますので、子どもがいつ帰ってきて、いまどこにいるのか常に把握することができます。“ただいま”、“お帰り”、“どこへ行くの?”こんな何気ない日常会話がとても大切なのです。子どもの反応をみれば、何か異変があっても早めに気がつくことができます。またどこに行くにもリビングを通ることになるので必然的にリビングダイニングに居つくことも多くなります。

TVや娯楽はリビングダイニングで

テレビは、1日1~2時間だけなどとルールをきちんと決めれば見せてもよい、という教育の専門家が多いようです。ゲームも同様です。きちんとルールを守らせるためには、やはりTVもゲームも親の目の届くリビングダイニングでというのが正解。逆にこれらをリビングの求心力として利用してはいかがでしょうか?最近人気の任天堂のWiiなどは、コントローラーを振り回したりするので、広いリビングの方が安心して楽しめます。たまには、家族みんなで楽しむのもよいのではないでしょうか。

ダイニングテーブルに求心力を持たせる

子どものころ、主にどこで勉強していましたか?家事は主にどこでしてますか?どちらの質問にも多い答えが、ダイニングテーブル。食事以外にも、いろいろと使われているようです。家事動線の中にあるから当然といえば当然。ならば、最初からダイニングテーブルを多目的に使えるように設計してみてはいかがでしょう。

4人家族でも6人掛けのテーブルを用意しておき、手前の2人分は子どもの勉強スペースと奥様の家事スペースとして使う。家事道具や勉強道具を広げたままでも、残りの4人分のスペースで家族は食事ができます。食事が終わり片付けた後は、特大の勉強机や家事デスクに変身!テーブルの下に文房具や家事道具をしまえる引き出しをつけると、より便利です。

またダイニングテーブルの近くに、カウンター型の引き出し収納をつけておくと、文房具や家事道具が一通りしまえて重宝します。カウンターの上は参考書や問題集などを置けるスペースとすれば、ダイニングは小さいお子さんの最適な勉強スペース。ここにくれば、文房具や家事道具、衛生用品などの小物が一通りそろう。となれば、みんなが自然と集まるスペースになるのではないでしょうか?広めのダイニングテーブルと小物収納、座り心地のよい椅子を置いておけば、ダイニングテーブルにも求心力が出てきます。

ダイニングならば、子どもが小さいうちは理想的とされる親子学習にも最適。それに、多少の雑音や家族の会話などが飛び交っている場所で勉強することによって、集中力が身につく効果も期待できます。また、ダイニングで宿題をやっている子どもに、お母さんが『今日は何を勉強してきたの?』と聞くことも、子どもにとって最高の復習効果になるといわれています。その日に学んだことを思い出して、頭の中で整理して自分の言葉に代えて伝えるわけですから、確かに効果が高そうです。これを日々続けている子どもは学力もUPするのではないでしょうか。

ちなみに、毎日朝食をとる子はとらない子よりも成績がよい、という文部科学省のデータがあります。ごはんに含まれるブドウ糖が脳の栄養素となることや、噛むことで脳が活性化するからではないかといわれています。

また朝日が入るダイニングで太陽の光を浴びながら朝食をとることによって、体のリズムが整うということも、医学的に証明されているようです。百ます計算で有名な立命館小学校副校長の隂山先生も、“早寝・早起き・朝ごはん”=規則正しい生活が学力UPの基礎となる、とおっしゃってます。朝日が入るダイニング。子育て世帯の大事な設計ポイントといえそうです。

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