
2008年12月6日 放送分
社会は単語、単語はカルタ
社会科の勉強方法では、単に暗記するだけでなく、「なぜ社会が動くのか」「どのような原因があって結果が生じるのか」を考えて答えを導き出すことが大切です。このような勉強方法を実行するためには、考えの元となる基礎知識が必要となってきます。問題は、現在の学校教育において基礎知識を学ぶ機会が少ないということなのです。
例えば地理の場合だと、中学校では世界の国や日本の都道府県について、ほんのわずかしか勉強しません。高校に進学しても社会科は選択制となることが多く、さらに勉強する機会が減ります。結果、国名や都道府県名といった基礎知識を十分に学ばないまま、大人になってしまう人が増えてしまいます。今、大学を卒業して実社会に出ている若者たちには基礎知識が不足していると言われていますが、彼らが悪いのではなく、教わってこなかったから知らなくても仕方がないことだと言えるのではないでしょうか。
08年になって、これまでの教育方法では良くないという意見が認められ、09年から基礎知識を勉強するカリキュラムを加えた新しい指導方法に変わることとなりました。具体的には、小学校3・4年生で47都道府県名、5年生では世界の主だった国と海をそれぞれ勉強します。考えて答えを導き出すために必要な社会科の基礎知識を小学校のうちに学習しようという試みです。
基礎知識を学ぶ時に鍵となるのが単語です。「北海道」といえば「北国」や「豊富な海産物」をイメージするように、単語をしっかり覚えることで、周辺の情報や知識を自然と学習できるようになるのです。その際、カルタのようなゲーム形式で勉強するとスムーズに暗記できるでしょう。