陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

社会科の勉強方法では、単に暗記するだけでなく、「なぜ社会が動くのか」「どのような原因があって結果が生じるのか」を考えて答えを導き出すことが大切です。このような勉強方法を実行するためには、考えの元となる基礎知識が必要となってきます。問題は、現在の学校教育において基礎知識を学ぶ機会が少ないということなのです。

例えば地理の場合だと、中学校では世界の国や日本の都道府県について、ほんのわずかしか勉強しません。高校に進学しても社会科は選択制となることが多く、さらに勉強する機会が減ります。結果、国名や都道府県名といった基礎知識を十分に学ばないまま、大人になってしまう人が増えてしまいます。今、大学を卒業して実社会に出ている若者たちには基礎知識が不足していると言われていますが、彼らが悪いのではなく、教わってこなかったから知らなくても仕方がないことだと言えるのではないでしょうか。

08年になって、これまでの教育方法では良くないという意見が認められ、09年から基礎知識を勉強するカリキュラムを加えた新しい指導方法に変わることとなりました。具体的には、小学校3・4年生で47都道府県名、5年生では世界の主だった国と海をそれぞれ勉強します。考えて答えを導き出すために必要な社会科の基礎知識を小学校のうちに学習しようという試みです。

基礎知識を学ぶ時に鍵となるのが単語です。「北海道」といえば「北国」や「豊富な海産物」をイメージするように、単語をしっかり覚えることで、周辺の情報や知識を自然と学習できるようになるのです。その際、カルタのようなゲーム形式で勉強するとスムーズに暗記できるでしょう。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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