
2011年3月26日 放送分
難しくなった高学年の算数
2011年4月から適用される新しい学習指導要領により、教科書が変わり、内容が難しくなったのですが、今回は小学校5~6年生の高学年の算数についてお話します。算数は特に難しくなっています。
高学年で一番注意をしてほしいのは、やはり計算です。この10年間使っていた教科書で一番難しかったのは分数の計算、例えば9分の7+8分の5というようなものでした。つまり帯分数は範囲外でした。
しかし今回からは、(1と5分の3+2と4分の3)×0.58というような、かなり難易度の上がった問題が盛り込まれます。帯分数、小数点以下第2位、( )のついた掛け算と難しくなるのです。つまり分数計算の基本、小数と分数の関係、( )のついた計算式での計算の順番などがわかっていないと解けないのです。
中学年の時に基礎的な計算をしっかり学習していないと、計算の途中で止まってしまう可能性があります。今までのプロセスをきっちりこなさないとダメなのです。
目安として、高学年では百ます計算で1分30秒くらいの計算力があるといいでしょう。
計算式の中のひとつひとつの計算が長くかかるということは全体を解くまでの時間がかかるので、途中で疲れてしまいます。ですから、基本的な計算力をしっかり高めましょう。
そして、今まで5年生で学習していた円の面積の求め方を6年生で行うことになりました。理由として考えられるのは中学校で学習していた内容も含めて5、6年生で図形を集中的に学ぶためだと思われます。
またPISA型と呼ばれる、長い文章で構成されている、新しいタイプの文章題も出題されます。難易度も上がりましたが、量も増えています。しっかり年度始めからがんばってほしいと思います。