
2011年5月7日 放送分
基礎基本を鍛える
数学や英語を学習した際、努力してもなかなか成績が上がらないことがあります。理由は簡単。やり方が間違っているのです。
勉強は、『努力すれば成果が上がる』、『時間をかければいい』、『たくさんやればいい』と思いがちです。しかし実際はそうではないのです。
少し考えてみてほしいのですが、自分自身の苦手な教科、分野に対してちゃんと努力をしていますか?
例えば、英語の勉強で英単語を覚えるのは非常に面倒なことです。しかし文法を覚えていても英単語が分からなければ、そこに書かれている内容が理解できません。ましてや英作文を書くことも難しいでしょう。
数学でも公式を覚えたとして、実際にそれを解こうとすると、計算をしていかなければいけません。また理系大学に進学を希望しているのなら、計算能力あるいは論理的な思考力が必要です。つまり瞬時に高度なことをやるための能力が重要になります。
ところがきちんとそのような能力が育てられているかというと、そうでもないのです。基礎的、基本的な内容は、極めて地道なことを繰り返して完全に定着させなければなりません。
つまり、数学や英語は基礎基本が最も重要な教科なのです。
私は子どもたちに対してこう言っていました。「力をかたまりにしよう」と。
九九にしてみても、2の段や5の段は分かっても、7の段が苦手だったら、ダメなのです。苦手な所を埋めていき、「九九は完璧だ」という状態で初めて、算数の筆算や分数の計算などにきちんと取り組めるようになるのです。
地道な部分を完全に定着させて、力のかたまりにしていく。それが出来れば、少し努力しただけでぐんと成績が上がると思います。
スポーツでも基礎基本は大事です。応用や努力が花開くのはその後なのです。まず基礎を見定めて、出来るようになってから応用に移りましょう。そうすれば頑張れば頑張るほど、伸びていくでしょう。
そして勉強が好きになったり、得意になったりということにも、つながっていくと思います。