陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

数学や英語を学習した際、努力してもなかなか成績が上がらないことがあります。理由は簡単。やり方が間違っているのです。

勉強は、『努力すれば成果が上がる』、『時間をかければいい』、『たくさんやればいい』と思いがちです。しかし実際はそうではないのです。

少し考えてみてほしいのですが、自分自身の苦手な教科、分野に対してちゃんと努力をしていますか?

例えば、英語の勉強で英単語を覚えるのは非常に面倒なことです。しかし文法を覚えていても英単語が分からなければ、そこに書かれている内容が理解できません。ましてや英作文を書くことも難しいでしょう。

数学でも公式を覚えたとして、実際にそれを解こうとすると、計算をしていかなければいけません。また理系大学に進学を希望しているのなら、計算能力あるいは論理的な思考力が必要です。つまり瞬時に高度なことをやるための能力が重要になります。

ところがきちんとそのような能力が育てられているかというと、そうでもないのです。基礎的、基本的な内容は、極めて地道なことを繰り返して完全に定着させなければなりません。

つまり、数学や英語は基礎基本が最も重要な教科なのです。

私は子どもたちに対してこう言っていました。「力をかたまりにしよう」と。
九九にしてみても、2の段や5の段は分かっても、7の段が苦手だったら、ダメなのです。苦手な所を埋めていき、「九九は完璧だ」という状態で初めて、算数の筆算や分数の計算などにきちんと取り組めるようになるのです。

地道な部分を完全に定着させて、力のかたまりにしていく。それが出来れば、少し努力しただけでぐんと成績が上がると思います。

スポーツでも基礎基本は大事です。応用や努力が花開くのはその後なのです。まず基礎を見定めて、出来るようになってから応用に移りましょう。そうすれば頑張れば頑張るほど、伸びていくでしょう。

そして勉強が好きになったり、得意になったりということにも、つながっていくと思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

陰山英男 Official Web Site

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