陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

子どもは叱られるようなことをするものです。その中で善悪を学び、やっていいこと、悪いことを知っていくのです。叱られるのは子どもの仕事であり、叱るのは先生の仕事です。最初から子どもたちが判断できるわけがありません。先生が叱るのは当然のことではないでしょうか。

しかし、最近「怒る」先生が減ってきています。ゆとり教育という言葉が出始めたここ10数年ぐらいは、厳しく叱る先生が非難されたり、子ども自身が思っていること、行動したいことを認めていこうという風潮が広がったり、そしてモンスターペアレントの出現により、「叱りにくい」状況になっているでしょう。

モンスターペアレントについてお話すると、学校に入ってくる苦情は2つのパターンに分かれます。「取り入れることで子どもたちが伸びる苦情」と「取り入れることで子どもの指導が出来にくくなる苦情」です。

モンスターペアレントと呼ばれる保護者の苦情は後者です。例えば「給食費を払っているのだから、いただきますやごちそうさまを言わせるな」というようなものです。このような苦情が入ると、先生は子どもとの間にトラブルを起こしたくないという気持ちが出てきます。結果、叱りづらくなってしまうのです。

叱る方法や手段は誤ってはいけないのですが、きちんと叱るべきは叱る、注意すべきは注意することが重要だと私は思います。

今回のお話のまとめとして、校長先生にお願いしたいことがあります。苦情を取捨選択し、最終的な判断を下すのは校長先生です。いろいろな意見を取り入れるスタンスではなく、1つの価値判断に基づく対処を行ってほしいのです。そうでなければ、混乱を招くだけなのです。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

陰山英男 Official Web Site

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