
2011年5月28日 放送分
古文・漢文はかっこいい
私は20年ほど前から子どもたちに古文・漢文を暗唱させる学習を行っています。古文・漢文の独特のリズム感を身につけて欲しいからです。この独特のリズム感は、現代の文章を作る上でも非常に参考になりますし、何より、小学生が古文・漢文を暗唱していたら格好良いと思いませんか?私はそんな理由で学習に取り組んでも構わないと思っています。
また、この学習を実践していて、今でも忘れられない出来事があります。古文・漢文の音読暗唱を宿題にしはじめたころ、「きっといいことがあるから、学校から帰る時も大きな声で読みながら練習して帰りなさい」と言ったことがありました。「読むと賢くなった気がする」という意味で考えていたのですが、ある日徒然草を暗唱していたら近所の人から褒められておやつをもらった!という子どもがいました。
少し視点を変えて考えてみると、アメリカのオバマ大統領の演説を聞いた時、英語ならではのイントネーションやリズム感、言葉のつなぎ方があります。日本語訳したものと英語原文では感じるものが違うと思います。これは古文・漢文に通じるものがあるでしょう。
やはり元の文章の中のスピリットのようなものを感じるためには、古文や漢文、英文にしろ、原語を何度も音読して理解することが重要ではないでしょうか。