
2009年1月17日 放送分
お手伝いはすべて脳トレだ
脳トレーニングというと、本を読んだり計算することを思い浮かべますが、それと同じぐらい、家庭でのお手伝いは、より脳を活性化させられるのです。掃除であれば取りかかる順序を計画したり、ゴミがなくなるように隅々までチェックをする必要があります。料理なら味見をしたり、本を読みながら分量を計算することで、脳がフル回転しているのです。
子どもの成績が伸び悩んでいるときに「お手伝いはしなくていいから、勉強しなさい」というのは大きな間違い。勉強ができる子どもというのは、お手伝いもよくやっています。
学校の調理実習の時間などで意欲的に活動する子どもは成績も優秀です。また、最近では男女の差もなくなってきており、男の子でも器用に包丁を使ったり、逆に調理に慣れていない女の子も多いです。そして、このような子どもの様子から、家族関係までもうかがい知ることが出来るのです。
実は、脳トレには親子の会話というものがとても効果的です。家族の方や、気心の知れた友達と喋っているとき、脳はものすごく活性化します。反対に、初対面の相手と向き合ったとき、「どういう人なんだろう」などといろいろ考えていると思いますが、実際には脳はあまり働いていないのです。
親にとって子どもにお手伝いをさせるということは手間のかかることだと思います。料理や掃除は自分でやった方が早いし、包丁などを子どもに使わせる時は側で見ていなくてはなりません。しかし、勉強というものを突き詰めていくと最終的には「体験した事を一つの理屈に当てはめていく作業」といえ、お手伝いは重要な勉強の一つと考えられるでしょう。子どもの可能性を広げるためにも、できる限りお手伝いをさせた方が良いと思います。