陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

人間というのは、他人から「集中しろ」と言われても簡単には出来ません。そんな時には、「これをやると集中しやすい」という自分だけの方法を見つけるとスムーズに学習に取りかかれます。

例えば、音読が得意な子どもの場合、勉強の最初は音読から始めるようにしましょう。自分の得意分野から始めれば、「今日は調子がいい」と気分が乗り気になり、他の教科にも意欲的に取り組めるようになります。その際、ご両親などが「今日も良い声が出ているね」などと一声かけてあげると効果も増して、ますますやる気になるでしょう。自分自身が集中しやすい型をつくると勉強もはかどるのです。

テストなどの緊張する場面でも「自分の名前をキチンと書く」や「最初に一通り問題を確認する」など、成功パターンを見つけることで集中出来ます。また、勉強する場所を変えるだけでも小学校低学年ぐらいの子どもには効果的。お母さんの目が届くダイニングなどでもいいし、テレビの見えない方向に机を向けるだけでもいいでしょう。いろいろな方法を試して自分に合った型を見つけ、勉強の最初に持ってくるようにすれば、早い段階で集中力が上がるので、今までと同じ時間でより多くの学習に取り組めるのです。

集中力を高めるには、ときに勉強時間を制限することも効果的です。一度の勉強時間を2時間半に区切ったり、夜の10時以降の勉強を禁止したりすると、子どもたちは焦ります。子どもたちは素直なので「10時までに宿題を終わらせなくちゃ」と本気になって集中するのです。

勉強時間を増やした子どものテストの点数は確かに上がりますが、知能指数が伸び悩むことがあります。知能指数とは生まれつきの賢さではなくて、車に例えるならエンジンの回転数のようなもの。回転数が増すほど車のスピードが速くなるように、集中力が高まるほど脳の働きもよくなるのです。特定の教科に限らず、トータルで脳の働きを良くするということは重要なことなのです。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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