
2009年1月24日 放送分
必ず集中できる自分独自の型をつくれ
人間というのは、他人から「集中しろ」と言われても簡単には出来ません。そんな時には、「これをやると集中しやすい」という自分だけの方法を見つけるとスムーズに学習に取りかかれます。
例えば、音読が得意な子どもの場合、勉強の最初は音読から始めるようにしましょう。自分の得意分野から始めれば、「今日は調子がいい」と気分が乗り気になり、他の教科にも意欲的に取り組めるようになります。その際、ご両親などが「今日も良い声が出ているね」などと一声かけてあげると効果も増して、ますますやる気になるでしょう。自分自身が集中しやすい型をつくると勉強もはかどるのです。
テストなどの緊張する場面でも「自分の名前をキチンと書く」や「最初に一通り問題を確認する」など、成功パターンを見つけることで集中出来ます。また、勉強する場所を変えるだけでも小学校低学年ぐらいの子どもには効果的。お母さんの目が届くダイニングなどでもいいし、テレビの見えない方向に机を向けるだけでもいいでしょう。いろいろな方法を試して自分に合った型を見つけ、勉強の最初に持ってくるようにすれば、早い段階で集中力が上がるので、今までと同じ時間でより多くの学習に取り組めるのです。
集中力を高めるには、ときに勉強時間を制限することも効果的です。一度の勉強時間を2時間半に区切ったり、夜の10時以降の勉強を禁止したりすると、子どもたちは焦ります。子どもたちは素直なので「10時までに宿題を終わらせなくちゃ」と本気になって集中するのです。
勉強時間を増やした子どものテストの点数は確かに上がりますが、知能指数が伸び悩むことがあります。知能指数とは生まれつきの賢さではなくて、車に例えるならエンジンの回転数のようなもの。回転数が増すほど車のスピードが速くなるように、集中力が高まるほど脳の働きもよくなるのです。特定の教科に限らず、トータルで脳の働きを良くするということは重要なことなのです。