
2009年4月11日 放送分
新指導要領について その2学年別に見る、算数の徹底解説
新学習指導要領の中で最も変わったといわれる算数。基本的に上の学年で習ったものが下の学年に下りているので、全体的に難しくなったと考えてください。
まず1年生。今までは10の位までの数を扱っていましたが、3位数といわれる100の位まで扱うようになります。さらに整数の足し算と引き算も取り入れるので、基本的な繰り上がりや繰り下がりを経験することになるでしょう。
2年生では、今までどおり九九を学びます。ただし、これまでは9×9=81が最大だったのに対し、簡単な2位数の掛け算まで取り入れるようになります。つまり30×4=120のような2桁の計算です。
3年生になると、整数としては万や億という大きな数が取り入れられます。足し算と引き算では4位数まで扱うようになるので、筆算も利用していく必要があるでしょう。また、掛け算では、これまで2位数×2位数が上限だったのに対し、3位数×2位数というケースも取り入れていきます。そして、割り算においても1桁で済んでいた計算が2桁になる場合も出てくるでしょう。
さらに今まで5年生で学習していた小数・分数の意味と表し方を学び、簡単な分数の足し算や引き算まで学習することになります。このことからも分かるように分数学習に大きな比重をかけていますが、それは中学に進学すると方程式を学ぶからです。その際分数の考え方が重要になり、今から慣れておくことが重要になります。
4年生では、四捨五入などを使った計算式や100分の1の位までの小数・分数計算が取り入れられます。但し、分母が同じ分数の計算になるので、実際にはそれほど悩まずに済むでしょう。
大変なのは5年生です。5年生では約分を必要とする異分母の計算が入ってきます。今までは、真分数(分子が分母より小さい分数)だけであったのに対し、仮分数(分子が分母と同じか大きい分数)、帯分数(整数と分数の部分がある分数)などを含んだ計算が出てきます。5年生は内容の凝縮された授業内容となっています。
6年生では、小数と分数の混じった計算が出てきますが、5年生ですでに分数に取り組んでいるので、比較的楽になるかもしれません。
以上が新学習指導要領を取り入れるにあたり、算数教育の大きく変化した部分です。難しそうに思えても基礎計算力が備わっていれば悩むことも少ないでしょう。100ます計算で足し算・引き算・掛け算をそれぞれ2分以内に出来るようになることが基準になると思います。