
2009年4月18日 放送分
完全なる漢字の学習法
私が子どもたちに漢字を教えていた頃は、1年間に習う漢字を全て知ってもらうことから始めていました。小学校で一番多く漢字を習うのは3年生と4年生で、それぞれ200字程度。その200字を新学期が始まってからゴールデンウィークに入るまでの間に一通り知ってもらい、来年3月までに覚える努力をしてもらう方法です。このように「知る」と「覚える」を分けることによって「覚える」期間を多く取ることができるので、漢字を学習する際の効率がアップします。
「知る」勉強法として、1年分の漢字を使った文章を読むと、鍵となる重要な漢字が自然と頭に入るので効果的です。次に書き順に注意して一字ずつ正しく書く作業を反復学習します。こうして学んだ漢字はしばらくすると忘れてしまいますが、後でキチンと「覚える」期間を設けるので気にせず、まずは全ての漢字に目を通すことを心がけてください。
「知る」作業が終われば200字分の漢字テストを行います。半分以上は忘れているので、平均点は50点くらいになります。ですが、1年間で覚える漢字量の半分を覚えていると考えれば、これはすごいことです。あとは、夏休みが明けるまでに漢字テストの反復学習を繰り返して100点に近づけるようにしましょう。
夏休み明けまでにほぼ全ての漢字を覚えていれば、熟語の学習に繋がります。熟語を覚える作業は、その数が多いことから大変に思えますが、実はそれほどではありません。例えば200字の漢字に4個ずつ熟語があるとしたら800個程度になりますが、個々の漢字は覚えているわけなので、800個の熟語を覚えるのではなく、800個の組み合わせを覚えればいいだけなのです。そして、組み合わせを覚える作業は、学校であれば1ヶ月程度、家庭でも1ヶ月半程度で出来るでしょう。
この方法を実施すると11月頃までには全ての漢字を完璧に覚えることが出来ると思います。