陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

私が子どもたちに漢字を教えていた頃は、1年間に習う漢字を全て知ってもらうことから始めていました。小学校で一番多く漢字を習うのは3年生と4年生で、それぞれ200字程度。その200字を新学期が始まってからゴールデンウィークに入るまでの間に一通り知ってもらい、来年3月までに覚える努力をしてもらう方法です。このように「知る」と「覚える」を分けることによって「覚える」期間を多く取ることができるので、漢字を学習する際の効率がアップします。
「知る」勉強法として、1年分の漢字を使った文章を読むと、鍵となる重要な漢字が自然と頭に入るので効果的です。次に書き順に注意して一字ずつ正しく書く作業を反復学習します。こうして学んだ漢字はしばらくすると忘れてしまいますが、後でキチンと「覚える」期間を設けるので気にせず、まずは全ての漢字に目を通すことを心がけてください。
「知る」作業が終われば200字分の漢字テストを行います。半分以上は忘れているので、平均点は50点くらいになります。ですが、1年間で覚える漢字量の半分を覚えていると考えれば、これはすごいことです。あとは、夏休みが明けるまでに漢字テストの反復学習を繰り返して100点に近づけるようにしましょう。

夏休み明けまでにほぼ全ての漢字を覚えていれば、熟語の学習に繋がります。熟語を覚える作業は、その数が多いことから大変に思えますが、実はそれほどではありません。例えば200字の漢字に4個ずつ熟語があるとしたら800個程度になりますが、個々の漢字は覚えているわけなので、800個の熟語を覚えるのではなく、800個の組み合わせを覚えればいいだけなのです。そして、組み合わせを覚える作業は、学校であれば1ヶ月程度、家庭でも1ヶ月半程度で出来るでしょう。

この方法を実施すると11月頃までには全ての漢字を完璧に覚えることが出来ると思います。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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