
2009年6月20日 放送分
社会科の用語は漢字で覚えよう
社会科を学習するときのポイントは「理解」と「暗記」であり、そこで重要になるのが漢字です。例えば『めいじいしん』や『さかもとりょうま』といったキーワードを平仮名で覚えようとしてもなかなか頭に入りませんが、『明治維新』『坂本竜馬』と漢字で書けば一瞬で閃くと思います。単体で多くの意味を含むこれらの言葉を漢字で覚えれば、時代背景や人物像を連想して思い出すことができるのです。
子どもたちは『明治維新』の『維』を習っていなければ「平仮名で覚えればいいんだ」と解釈してしまう場合が多く、先生の中にも、習っていない漢字は書かせなくても良いと考えている方がいます。しかし、時間をかけてでも漢字で覚えた方がいいと私は考えます。例えば、読書をするとき知らない漢字が出てくるとその場で中断してしまう子どもが多いですが、もし前もって漢字を知っていれば意味も多少分かるはずなので読み続けることが出来るでしょう。
また、漢字を覚えるときは読むだけでなく書いて覚えた方が効率的です。私が授業をしていた頃は、国語の漢字練習のような形で黒板に社会科の用語を書き、それを子どもが書き写していく練習をさせていました。読めるだけでいい高度な漢字でも、書いて覚えるくらいの気持ちで取り組まなければ、全体的にもなかなか身に付きません。考える力というのは数値に表しづらいですが、書いた量は思考の量と同じであるといってもいいくらい大切なことなのです。
子どものノートを見たとき、黒板の内容が漢字も含めてきちんと書けているかどうかが重要になります。特に社会科は言葉と言葉のつながりや、人物名、事件の名前などを暗記することが多く、複雑な内容があるわけではないので、きちんとノートにまとめられていれば授業を理解していると判断してもよいでしょう。