陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

先日、以前から交流のある大脳生理学者の方とお会いする機会があったのですが、彼との雑談の中で驚くことがありました。私たちが山口県山陽小野田市で実施した、生活改善・学力向上プロジェクトで判明したことが、彼の考えと一致したからです。それはなにかというと、「子どもたちの学力向上の一番の鍵はおかずである」ということでした。

山陽小野田市のプロジェクトで、驚くほど成長した子どもが数人いたのですが、彼らは普段からおかずが多い朝ごはんを食べていました。当初、朝ごはんをきちんと食べない子どもが食べるようになったらすごく伸びるだろうと考えていたのですが、実際は普段から食べている子どもが、さらに栄養バランスの整った食事をきちんと食べることで、学力がものすごく伸びることがわかったのです。

前出の学者さんは「パンにジャムをつけて牛乳で流し込む朝ごはんは、学習面から考えると食べていないのと同じ」ともおっしゃっていました。また一般的に、脳にはブドウ糖と酸素が供給されていれば十分であると言われていますが、彼は「どうしてそんな嘘が広まってしまったのか」と首をかしげておられました。

私たちも以前から、豊富な食材を採ると成績が上がるというデータは得ていたので、「朝ごはん」には、ご飯と味噌汁のほかに、もう1皿か2皿付けて下さいと呼び掛けていたのですが、今回のデータを受けて、朝ごはんにおかずを追加することがとても大事であると確信しました。

学力向上のために行う努力として、朝ごはんにおかずを追加するというのは結構簡単な方法ではないでしょうか。特に味噌汁にはいろいろな具材を入れることが出来るので、工夫して活用されてみるといいと思います。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

隂山英男 Official Web Site

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