陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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生活習慣を作るということは、時間をきちんとコントロールするということです。例えば「7時になれば朝ごはんを食べ始める」というように、時間を固定して欲しいのです。宿題に取り組むときにも、決まった時間に行動を起こすことで、スーッと集中力が研ぎ澄まされていきます。

私の知り合いの先生に、毎日決まった時間に帰宅する方がいらっしゃいました。その方は、別に仕事を怠けているわけでなく、非常に上手く仕事を済ませて帰宅されていたのです。なぜかというと、子どもが宿題をする時間を決めていて、ご自身もその勉強を見るために帰宅していたというわけなのです。その方には3人の子どもがいらっしゃったのですが、3人とも国立大学へ入学されました。

時間を決めると集中しやすいのですが、そのためには家族の協力が不可欠です。具体的には週単位で親子の予定をすり合わせます。その中で決めてほしいのは「宿題をする時間」「読書をする時間」「後片付けをする時間」「翌日の学校の準備を整える時間」などですが、注意して頂きたいのは長い時間をかけるほど良いというわけではありません。「夜の9時から10分で翌日の学校の準備を整えよう」というように時間を固定することで、一つひとつの作業に対して集中度を上げることができるのです。

もう一つアドバイスするなら「わが家の標準時計」というものを決めておくとよいでしょう。家にはいろいろな時計があると思いますが、中心になる時計があると思います。例えば家族が集まるリビングにある時計を「わが家の標準時計」として、それを基準にして家族が行動するとなると、時間の管理もしやすいのではないかと思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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