
2009年7月11日 放送分
読書を好きにさせる工夫
「子どもが読書をしない」という悩みを抱える親御さんが多いのですが、実は近年の小中学生の読書量というのは、統計的に見ると増えてきていることがわかります。これは文部科学省が学校図書館図書整備費というものを増額するようになり、子どもたちの周りの環境が変わったことが影響していると思われます。
子どもたちは環境が変われば敏感に反応するものです。新しい本を買い与えるということ自体が、子どもたちを読書好きにする一番の工夫といえるでしょう。ご家庭で何冊も買うとなると金額もかさみますが、月に1冊くらいは買ってあげてはいかがでしょうか。
読書好きと学業は関係が深いものです。私が山口県の山陽小野田市で教育プログラムを実施したとき、本を読んでいる子どもは、国語はもちろん、算数、社会、理科までも良い成績を残していました。読書量と知能指数は正比例し、月に10冊くらいまでは読めば読むほど知能指数は上がっていきます。読書を生活習慣化すれば「楽しい脳トレ」「長く続けることが出来る脳トレ」として、学力向上に役立てていくことができるでしょう。
読書を習慣化させる方法として、家庭ではテレビを消した静かな環境を作り、お父さんやお母さんと一緒に本を読むといいでしょう。また、幼少期には読み聞かせも効果的です。このとき、子どもは毎回同じ本を要求してくることが多いですが、遠慮せずに読んであげてください。無理に色々な本を選ぶよりも、同じ本を何度も読み聞かせるほうが、徹底反復につながるので良いのです。子どもはその本の中に出てくる言葉を全部習得すれば、自然と次の本を欲するようになります。
また、家族で図書館へ行き、いろいろな本を借りてきてもいいでしょう。日常的に本が身近にある生活環境を作り、本を読む習慣を家族みんなで身につけることが大切なのです。