
2009年7月18日 放送分
地図を生活に活かそう
私がアメリカのシアトルを訪れたとき偶然見つけた地図屋には、見ているだけで楽しい気分になる地図がたくさんありました。表紙が真っ赤なスタイリッシュな地図、最先端の人工衛星から撮影した地図、古代に使われていただろう地図など種類は様々。当時の私は興奮してしまい、出来る限りたくさん買い込んで帰国しました。今でも自分の部屋や事務所に飾っては、眺めています。
そろそろ夏休みの時期になるので、家族旅行を計画している方も多いと思います。まず、行き先を決めて、パンフレットで簡単な観光スポットをピックアップ、必要ならインターネットで検索もするでしょう。そんな下調べの一環として、ぜひ地図も利用して欲しいのです。さらに、当日は地図を持参することで「今いる場所はどこなのか」「通り過ぎようとしているこの場所は何県なのか」ということを調べられるので、旅行の楽しみの一つになると思います。
現在、学校の社会科の授業の中では地理に対する比重が軽く、本格的な指導の実施はもう少し先になるといわれています。この状況を逆にチャンスと捉えて、今のうちから地図に触れていれば予習することにもなるので、ぜひ取り入れてください。
また、たまには本屋さんの地図コーナーに寄ってもらえればと思います。日本で流通している地図は「平野だから緑」「山脈だから茶色」というように多少面白みに欠けている、いかにも「勉強用」といったものが多いですが、中には名所旧跡のワンポイントを明記した地図のように興味深いものもあります。このように、使いやすくて面白い地図を探して身近に置いておくことで、楽しく地理の知識を身に付けることが出来るでしょう。