
2009年7月25日 放送分
伝記を読んで偉人に対するあこがれを持とう
最近の子どもたちの読書傾向を調べてみると、伝記をあまり読んでいないことがわかります。つまり、野口英世や北里柴三郎といった偉人についてほとんど知らないのです。子どもたちが学習に打ち込む動機として、このような立派な人たちに対するあこがれの気持ちが役に立つのですが、それがないのです。
今の子どもたちに尊敬する人を尋ねると、お父さんやお母さんと答える割合が圧倒的に多く、自分の生活の範囲内だけに視野が留まっているケースがほとんどです。もちろんご両親を尊敬することは良いことなのですが、それだけではなく「世の中をもっと良くしたい」とか「ノーベル賞を受賞するほど壮大な研究に打ち込みたい」という大きなスケール感を持つことも大切だと思います。
伝記を読む時期として最適なのは自我が目覚める小学校5年生くらいです。これは「世界」「科学」「宇宙」などのさまざまなキーワードに興味を持つ時期と一致することも要因の一つだと考えられます。
夏休みに入ると図書館に行く機会も多くなると思いますが、親御さんは子どもに「たまには伝記も読んでみたら」と薦めてみても良いと思います。あこがれはとても大切だと思いますし、あこがれを持つ子どもというのは大きく成長します。