陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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子どもの夏休みの宿題として自由研究がありますが、理科が好きな子どもでも「何をやればいいのかわからない」と悩むことが多いといいます。自由研究に取り組むときは、一つのテーマに没頭することが多くなるのですが、それよりも学習に役立つような小さくても面白い実験に取り組んで欲しいのです。中学入試などでは、小さくて面白い実験を応用した問題が出題されることがあるので、大いに役立つでしょう。

小さな実験の例として、コップに水を入れて、音の高低を比べるというものがあります。実際に実験をするときには、お水を飲む家庭用のコップを用意していただければ結構です。まず、コップに水を入れて音を鳴らしてください。その後で少し水を減らして再び叩くと、音は低くなっているか、それとも高くなっているのか、ということを調べるのです。ちなみに水が少ない方が音は高くなります。このように、小さいけれど面白い実験をたくさんやって「参考になる」「とてもビックリした」など、感じたことを素直にまとめてもらえれば十分な自由研究になると思います。

私は、理科は「面白い」と感じることが一番大事だと考えています。複雑なしくみを勉強するのは中学校に進んでからでいいので、小学校の間に自然の不思議であるとか、科学の面白さなどに、少しでも多く触れてください。十分楽しむことが理科の学習につながるのです。特に夏休みが始まり、時間にゆとりが出てくる今の時期には、いろいろな実験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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