
2009年8月15日 放送分
人生を豊かにする第一の力は睡眠力(後編)
ある校長先生が就任した中学校では、2~3年で不登校の生徒がほとんどいなくなったそうです。指導方法は、生徒が必ず学校へ来るように家まで迎えに行くというシンプルなもの。昨今では「学校においで」という登校刺激を与えることはあまりよくないとされていましたが、その校長先生は早い段階での対応が大事という考えを持って行動していました。さらに、登校するためには朝から元気を出す必要があるとし「早寝早起き朝ごはん」といった生活習慣の改善にも努力されていたようです。生活習慣が改善され、毎日登校するようになると、その学校では不登校が減るとともに学力も向上していったといいます。
一般的に「勉強しなさい」と言いすぎると逆効果になるといわれがちです。しかし、子ども自身に元気があれば問題は無く、元気の源になるのが睡眠だと思うのです。睡眠力は子どもの頃に培われます。睡眠力が低い方の乳幼児の頃の生活習慣を調べてみると、眠る時間が遅かったり、さらに細かく見ると眠る時間が定まっていない場合が多く見受けられます。これでは睡眠力を弱めてしまうことになってしまい良くありません。
睡眠力と学力は密接な関係にあります。勉強を一生懸命やれば成績は上がりますが、睡眠を削ることになるのでストレスを癒せなくなります。結果、ものすごく成績が良くても緊張の糸が切れると、突然不登校になったり、急に学力が追いつかなくなる子どもが出てきてしまうのです。
要するに眠いままだと変にストレスを溜め込んでしまい、一日を無駄に過ごしてしまいますよね。キチンとした時間に寝て、キチンとした時間に起きる生活習慣を子どものころから身に付けさせて、脳の体内時計を整えることが大切ではないでしょうか。