陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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ある校長先生が就任した中学校では、2~3年で不登校の生徒がほとんどいなくなったそうです。指導方法は、生徒が必ず学校へ来るように家まで迎えに行くというシンプルなもの。昨今では「学校においで」という登校刺激を与えることはあまりよくないとされていましたが、その校長先生は早い段階での対応が大事という考えを持って行動していました。さらに、登校するためには朝から元気を出す必要があるとし「早寝早起き朝ごはん」といった生活習慣の改善にも努力されていたようです。生活習慣が改善され、毎日登校するようになると、その学校では不登校が減るとともに学力も向上していったといいます。

一般的に「勉強しなさい」と言いすぎると逆効果になるといわれがちです。しかし、子ども自身に元気があれば問題は無く、元気の源になるのが睡眠だと思うのです。睡眠力は子どもの頃に培われます。睡眠力が低い方の乳幼児の頃の生活習慣を調べてみると、眠る時間が遅かったり、さらに細かく見ると眠る時間が定まっていない場合が多く見受けられます。これでは睡眠力を弱めてしまうことになってしまい良くありません。

睡眠力と学力は密接な関係にあります。勉強を一生懸命やれば成績は上がりますが、睡眠を削ることになるのでストレスを癒せなくなります。結果、ものすごく成績が良くても緊張の糸が切れると、突然不登校になったり、急に学力が追いつかなくなる子どもが出てきてしまうのです。

要するに眠いままだと変にストレスを溜め込んでしまい、一日を無駄に過ごしてしまいますよね。キチンとした時間に寝て、キチンとした時間に起きる生活習慣を子どものころから身に付けさせて、脳の体内時計を整えることが大切ではないでしょうか。

第46回:人生を豊かにする第一の力は睡眠力(前編) 陰山英男のヒューマンラボ(TOKYO FM サイトへ)

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

陰山英男 Official Web Site

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