陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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「見える化」という、見えにくいものを数値化したり点検したりする意味合いの言葉を良く聞きますが、私も子どもたちに日記と点検表をセットにした「生活ノート」というものを持たせていました。

点検表とは、例えば週毎に区切って、テーマを一つに定めて生活習慣を点検するためのツールです。挨拶を例にすると、朝出かけるときに「行ってきます」と声をかけたか、帰りは「ただいま」と言って帰ったか、また夜は「おやすみなさい」と自分から言えたかどうかなどをチェックします。朝食をテーマにした場合は「きちんと食べたか」はもちろん「何品目食べたか」というようなことまで書かせるのです。

子どもたちに対して確実な生活指導をするためには、緻密な点検が必要です。実際に私は新任教師のときから日記と点検表を合わせた「生活ノート」を子どもたちに持たせてきました。その結果「生活ノート」を続けると、自分の人生に対してとても前向きになれるということに気付いたのです。

中学、高校、大学でも生徒に学習目標をもたせることで、進学率がアップしたといいます。北海道のある大学では、勉強する項目と学習方法の点検ノートを4年間毎日つけることによって、学習効果が上がりました。

みなさんにも日記と生活点検ができる「生活ノート」を作ることをお勧めします。パソコンでフォーマットを作ったり、大学ノートに手書きするなど、自分が使いやすい形に工夫したもので結構ですので、実践してみてください。自分の目的にしたがって、人生をしっかりと歩むことができると思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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