
2008年11月1日 放送分
早寝・早起きで不登校は減る…かも
私が親しくしている睡眠学の先生によると「小学校に入学する頃までにきちんと夜眠る習慣をしつけていないと、脳の中にある時間を計る細胞、いわゆる体内時計がきちんと成長しない」のだそうです。幼い子どもが夜に寝ないことがあるのは睡眠のサイクルが確立されていないからですが、大人はそのサイクルを学習して習慣付けているため、結果的に夜眠くなるのです。
睡眠をきちんと取らないと、寝ても疲れが取れなくなってしまうだけでなく、時間感覚もあまり育たなくなります。つまり、朝起きにくくなるのです。そういう状態で学校に行った時に、例えばいじめがあったり、先生と上手く行かなかったり、あるいは両親が喧嘩をしていたりすると、不安を溜め込んでしまい、その疲れからますます朝起きられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
ストレスが全くない人生などありえませんが、立ち向かっていく気力は必要です。睡眠によってその気力が得られるのだとしたら、きちんと眠るための体内時計が形成されないということは、良くないことだと思うのです。
また私の知り合いに、不登校の子どもたちの自立をサポートしている方がいるのですが、その方は、子どもたちにまず朝きちんと起きることから取り組ませるといいます。まだ学術的に証明されてはいませんし、今実際に不登校で悩んでおられる保護者の方に余計な不安を与えてしまっては申し訳ないのですが、「早寝・早起きで不登校が減る」という考え方があることを知ってもらえればいいと思っています。
体内時計がリセットされるのは起きた時だと言われており、朝の決まった時間に起きる習慣をつけることが、子どもが自立していくための土台になるのではないかと考えています。朝きちんと起きる習慣を身につけることで子どもたちの体が元気になってくれば、勉強だけでなく遊びやスポーツにも本気で取り組めて、不登校も減っていくように思います。