陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

私が親しくしている睡眠学の先生によると「小学校に入学する頃までにきちんと夜眠る習慣をしつけていないと、脳の中にある時間を計る細胞、いわゆる体内時計がきちんと成長しない」のだそうです。幼い子どもが夜に寝ないことがあるのは睡眠のサイクルが確立されていないからですが、大人はそのサイクルを学習して習慣付けているため、結果的に夜眠くなるのです。

睡眠をきちんと取らないと、寝ても疲れが取れなくなってしまうだけでなく、時間感覚もあまり育たなくなります。つまり、朝起きにくくなるのです。そういう状態で学校に行った時に、例えばいじめがあったり、先生と上手く行かなかったり、あるいは両親が喧嘩をしていたりすると、不安を溜め込んでしまい、その疲れからますます朝起きられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

ストレスが全くない人生などありえませんが、立ち向かっていく気力は必要です。睡眠によってその気力が得られるのだとしたら、きちんと眠るための体内時計が形成されないということは、良くないことだと思うのです。

また私の知り合いに、不登校の子どもたちの自立をサポートしている方がいるのですが、その方は、子どもたちにまず朝きちんと起きることから取り組ませるといいます。まだ学術的に証明されてはいませんし、今実際に不登校で悩んでおられる保護者の方に余計な不安を与えてしまっては申し訳ないのですが、「早寝・早起きで不登校が減る」という考え方があることを知ってもらえればいいと思っています。

体内時計がリセットされるのは起きた時だと言われており、朝の決まった時間に起きる習慣をつけることが、子どもが自立していくための土台になるのではないかと考えています。朝きちんと起きる習慣を身につけることで子どもたちの体が元気になってくれば、勉強だけでなく遊びやスポーツにも本気で取り組めて、不登校も減っていくように思います。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

隂山英男 Official Web Site

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