陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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教材はとても大事で、使用する教材で子どもたちの学習レベルが決まってきます。私が副校長を務めている立命館小学校で使用している社会や算数のテキストは、小学校の内容だけでなく、中学校の内容が半分くらい入っており、大人向けの言葉で文章が書かれています。例えば社会のテキストでは「たけしくんは工場見学に行きました」のような文章ではなく「日本の工業生産は、東海地方を中心にして・・・」のように高いレベルの文章にしているのです。

このような背伸びをした文章を読ませると、学力水準が向上する効果が望めます。そこで、今与えられている教科書をきちんと読むことができるのであれば、少し背伸びしたテキストを参考書として使ってみてはどうでしょうか。私の作った参考書でもいいですし、色々な塾や出版社も出していますから、それらを読んで実力を伸ばしていきましょう。

小学生に高校の日本史の教科書を参考書代わりとして持たせる方法もあります。当然子どもたちはきちんと読むことはできません。しかし、自分が興味をもった内容が、高校の教科書ではどのように書かれているかを調べようと、あえて難しいことに挑戦する子どももでてきます。子どもというのは“背伸び”をしたいと思っていますから、その心を巧みにくすぐってあげると、学力アップに繋がるきっかけになるのです。

そして、このような難しい参考書を調べるときに活用して欲しいのが電子辞書です。電子辞書を使って、分からないことを調べながら参考書を読むことで、子どもたちの力はより一層高まっていくはずです。一度試されてみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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