
2009年9月26日 放送分
文章題攻略法
先日、ある親御さんから「うちの子は計算は良くできるのですが、文章題がいまひとつです。先生のおっしゃる通り、数字に単位をつけたり、解き方を呪文で覚えたりすると、そのときは出来るのですが、翌日になるとさっぱり出来ません。何か良い方法はないのでしょうか」という相談をいただきました。
これは、1回出来たら安心してしまうという心理が問題です。文章題は難しい反面、解けたときの感動が大きいので「もう大丈夫」と錯覚してしまいます。特に、教えている側の親御さんは「もうこの子はできるようになった」と安心してしまいがちですが、翌日になると、子どもはきれいさっぱり忘れているので注意してください。
文章題を解くには、いくつかのプロセスを経て全体像を把握する必要があり、この部分が子どもたちにとって困難になります。この全体構成を理解するために一番大切なことは、1回で分かった気にならず、覚えるまで何回でも繰り返し解くことなのです。
そのためには、家庭にコピー機があると便利です。つまづいた問題は、コピーをとって何回でも繰り返し解いてください。このとき注意する点は、例えば、文章題の「りんご」を「みかん」に変えるというような、小さな変化も加えないことです。子どもは些細な変化でも混乱してしまうので、徹底して文章題の全体構成を覚えようとする時期に変化は禁物です。まったく同じ問題を、最初から最後までつまづくことなく、すらすらと出来るようになるまで繰り返し解くことが大切なのです。
全体の構成が身についた後では、文章題の数字が一部変わったりしても対応できるようになります。まずは基本的なことをしっかり覚える努力をしましょう。