
2009年10月3日 放送分
絵の写生会で入賞する方法
子どもは勉強以外の分野でも、周りから認められることで自信を得ます。そういう意味で私は、絵の写生会を子どもたちによく受けさせていました。テストと同じで、写生会も入賞するための「傾向と対策」がありますので、大人から子どもへアドバイスできるのです。
各コンクールにはそれぞれ個性がり、評価を受けるポイントは様々です。「明るい色調」「暗めで重厚な雰囲気」「緻密な構図」「やわらかでメルヘンチックな発想」など違いが見られます。その違いを見極める意味でも、目標となるコンクールの発表会を見に行くと良いでしょう。いくつか見ていると、描く被写体の素材にも傾向があるなど、様々なことに気が付くはずです。そして、子どもたちにいつでも見せられるように、デジカメを活用して入賞作品をたくさん撮影してください。私は、写生会の前には、この撮影した作品を見せながら絵の描き方について指導していました。
このように研究をしていくと、各コンクール毎の傾向と対策が立てられますが、共通して一番大事なことは「描きたいものを主張する」ということです。具体的には「描きたいものを大きく描く」と良いと思います。例えば、家を大きく描きたければ屋根の端を画用紙からはみ出して描くなど、あえて全部描かないことによって大きさが強調されます。第一印象で被写体が自然と目に飛び込んでくるので「これをしっかり描きたい」という意志が見る人に伝わりやすくなるのです。審査員の先生は、多いときは一日に何百枚もの絵を見ますから、このようなインパクトの強い絵が選ばれやすくなります。