陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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本来、公的なPTAを通すのが望ましい先生への相談ですが、PTAが機能していないということもあいまって、直接先生に相談をするお母さんもいるようです。問題はそのやり方で、例えば、先生の携帯のメールアドレスを聞いて、直にやりとりをするお母さんもいるといいます。すると、自然と友達同士のような感覚になり、プライベートで飲み会などが行なわれ、そこでの先生の行き過ぎた発言が後に広まりトラブルになった、などということがあるようです。このようなトラブルを起こさないために、守っていただきたい点が3つあります。

まず1点目は、敬語を使って先生と話をしてください。それほど堅苦しい敬語を使う必要はありませんが、最低限の礼節が保たれる言葉遣いは心がけてください。

そして2点目は、先生と話す場所はなるべく学校に限定してください。例えば、喫茶店などを利用すると、ひと目を忍んで会っていると誤解される可能性があり、非常に問題です。

最後に、先生に贈り物はしないでください。以前は、田舎の方ですと、釣った魚などを“おすそ分け”というニュアンスで先生に贈っていたこともあるでしょう。しかし、最近の贈り物は、後々発覚したときに問題になることも多く、そこに含まれる意味合いは、明らかに以前のものとは異なります。

ここで大切なのは、贈り物などしなくても、先生はちゃんと子どもを見てくれていると信じることです。先生を信頼し、大丈夫だと自信を持ってください。

それでも不満を言いたくなった時には、一度冷静になるためにもまずは親しい友達などに聞いてもらうと良いでしょう。すると、周辺の情報も入り、理性的に的確な判断ができるようになります。

このように、礼を尽くして先生と接していくうちに、釈然としない問題がでてきても、自然と解決に向かっていくようりなります。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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