陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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子どもに塾や習い事へ多く通わせるには注意が必要です。先日、ある保護者の方から受けた相談なのですが「子どもが勉強中に変なミスをしてしまう」というのです。さらに詳しく事情を聞くと、その方の場合、子どもを塾に通わせすぎていたため、子どもに疲れが溜まって「変なミス」をしていたことがわかりました。

週のほとんどの時間を塾や習い事に通うことで費やしている子どもがいます。表面的にみると子どもたちは元気にこなしているようにも見えますが、実は疲弊しきっていることがあります。注意しなければならないのは、子どもは自分自身の疲れに気付きにくいということです。

大人には、集中して仕事に取り組んでいる時は問題なくても、一息ついて緊張の糸が切れた途端に体調を崩してしまうというようなことがあります。子どもにも同じことが言え、自覚しにくいというだけで、着実に疲れは溜まっていくのです。保護者の方には子どもの負担になっている部分を減らすなりしてきちんとコントロールしていただきたいと思います。

私は、塾や習い事は週3日が限界だと考えております。毎日同じ時間に眠ることが疲れの取り方としては正しいと思うのですが、学校から帰ってどこかへ通うと、明らかに生活ペースの崩れを引き起こします。その限度が3日であり、4日以上になると何らかの影響がでてしまうのではないかと思うのです。

しかし、大きな目標に向かって英才教育をされているご家庭もあると思います。実際に成果があるので否定はしませんが、その場合でも計画的な休みは取って下さい。私は、きちんと休みを取ることで、不注意のミスなどはなくなるのではないかと思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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