陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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友達というキーワードからは子どもを連想しがちですが、私は大人たちにこそ友情を育んでほしいと思っています。同年代の子どもがいる親同士が友達になれば、子育てや学習に関する相談がしやすくなるからです。単純に交際範囲が広がるのは良いことであり、同じような立場に立っていることでより親身なお付き合いができるでしょう。

例えば、テレビなどのマスメディアで取り上げられている「いじめ」などの子育てに関わる問題にしても、一人で考え込んでしまうとネガティブに思い悩んでしまいがちですが、同じ立場の友人がいれば心の拠り所になります。「私も昔同じような悩みがあった」などと体験談を交えてアドバイスし合えるようになれば、不安な気持ちに落ち込むことはなくなるでしょう。

さらに今まで見えていなかった学校の様子や、先生の考え方などを知ることができます。すると、余裕をもって物事を捉えられるようになり、これまで気に病んでいたことにも心が動じなくなってきます。

このような理想的な人間関係を構築するための一番の近道は、PTAに参加することです。そして、積極的に活動してください。なぜならPTAのコミュニティが安定していると、学校側も体制をより良くしようと「思い切った行動」をとることができます。学校を進歩・向上させるためには前例を打ち破るような「思い切った行動」が必要なのです。良い学校は、PTAが活発に機能している例が多いことからも、意欲的に参加してほしいと思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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