
2009年11月27日 放送分
宿題はリビングでやりましょう
住宅と学習の関係性について、保護者の方から「宿題は家のどこで取り組ませるのが最適ですか?」「子ども部屋は必要ですか?」といったご質問を多く頂きます。
私は、幼い子どもが学習する場所として一番適しているのはリビングであると考えています。小学校の低学年くらいの子どもは、まだ勉強への取り組み方を理解できていません。そんな状態で一人で宿題に取り組んでしまうと、つまずいたときに対処が取れなくて、長い時間悩んでしまうでしょう。このような子どもは、長く悩むことに慣れておらず、やがて勉強そのものに対する意欲も失ってしまう危険があります。
そうならないために、早めのフォローが必要となります。子どもが悩んだときに頼れる大人がすぐに側にいる環境は心強いもの。それがリビングなのです。
リビングでは、大人は子どもを「斜め後ろから見守る」ようにしてください。宿題に取り掛かろうとする子どもの真正面に陣取ってしまっては監視する形になってしまい、お互い気まずい雰囲気となってしまいます。子どもがつまずいた瞬間に、その悩みを解決することに意義があるので、絶えず見張っていては逆効果となってしまいます。また、「あれしなさい」「これしなさい」と指示を出しすぎると、子どもは自分で判断する能力を育てることが出来ないので注意しましょう。あくまでも子どもの疑問の手助けをしてあげるスタンスを取ることが大切です。大人は自分の仕事をしながら見守るくらいで丁度よいでしょう。
「斜め後ろから見守る」と、子どもの弱点の傾向がよくわかります。子どもが苦手としている部分をチェックして、次の学習のときにさり気なくアドバイスしたり、教材を提示することができると非常に良いと思います。
このように、子どもが宿題に取り組むときリビングを活用すると多くのメリットがあるとわかりました。それでも子どもに部屋を与えたいという方もいらっしゃると思いますが、その場合でも「子ども部屋に放り込んでしまえば良い」などという考えに陥らないように気をつけて欲しいと思います。