陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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前回、子どもの宿題はリビングで取り組むとよいという話をしましたが、その際、リビングを宿題しやすい環境にするよう気を配ることも大切です。具体的には、部屋を勉強ムードにするアイテムを置いておくと効果的で、私がよく提案させていただくのはテレビの横に地球儀や図鑑などを置いておくことです。こうすることで、子どもが興味を持ったらすぐに調べられる環境となります。

先日、3歳の子どもを育てているお母さんから興味深い体験談をお聞きしました。最近、子どもがテレビやDVDプレイヤーに関心を示すようになったといいます。そこでお母さんは、テレビの下の棚に本を並べておいたのですが、子どもはテレビに飽きたら自然と本を手に取るようになったといいます。子どもが興味を示すものの側に、興味を示してもらいたいものを置くことで、良い作用が働いた例といえるでしょう。

この方のように日ごろから子どもの行動を注意してみているからこそ、先回りした面白いアイデアが生まれてくると思います。そして、子どもが行動しやすい場所こそ学習場所としては最適で、それはリビングなのです。

私が今考案しているものの中に地図があります。学習で使用するものの多くは茶色と緑色で作られた地味な地図が大部分を占めていますが、もっと鮮やかな色使いだったり、絵を多用したりと、子どもがデザイン的に興味を示しやすいものを考えています。これをリビングに設置することによって、子どもの知的好奇心を高める部屋にすることが狙いなのです。宇宙から見た地球などがテレビCMで放送されていますが、キレイで見とれてしまいますよね。そういうものを題材にすると子どもはもちろん、大人の方でも楽しめるインテリアになると思います。

リビングで子どもの宿題を見る時は、部屋の雰囲気作りも注意してみるといいと思います。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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