
2009年12月26日 放送分
年の終わりにはお手伝いをしよう
子どもが家のお手伝いをするときには、計画の立案、作業の準備、実行、という段取りを踏むことになります。これは大人の仕事と同じ手順であり、だからこそ実社会に出る前の練習にもなるので、どんどん子どもにお手伝いをさせると良いでしょう。
お正月といえば、ご家庭によって過ごし方も様々で、それに伴い子どもに任せるお手伝いも変わってくると思います。私が子どもの頃の話をしますと、当時はお正月に父親がしめ縄を編んでいたのですが、そこで使う裏白(うらじろ)というシダ類の植物を採ってくるのが私の役目でした。その頃住んでいたのが兵庫県のまだ自然が残っている地域で、近所にある山の頂上に生育している裏白を採りに行っていたのですが、ただでさえ険しい山道に加え、この時期は積雪も深く、とにかく大変だったことを覚えています。必要なのは一枚だけなのですが、それだけ採って帰っても仕方ないので、ご近所さんに配るために数枚を採っていました。
今考えると、呆れて溜め息がこぼれそうですが、私が採りにいかなければしめ縄は完成しないわけで、子どもながらにその責任を実感してたというわけです。
お正月の飾り付けや大掃除など、それぞれの役割分担を決めてチームワーク良く動くと、家族が一つの社会として機能します。小さな社会ながらもその一員として役に立っていることが実感できれば責任感も自然と身についてくるでしょう。実際には、トイレ掃除や窓ふきなど、普段はやらない箇所の掃除を子どもにさせて、上手く組み込めたら年間の責任分担として任せてしまうのも良いかもしれません。
このように、年の終わりのお手伝いを利用しつつ、家族のチームワークといったまとまりを作っていくことも非常に良いと思います。