
2010年1月23日 放送分
家は心のふるさと
私は家に対して人並み以上に強い思い入れを持っています。住宅雑誌を買い込んで理想の家を研究したり、ノートがボロボロになるまで設計に関するメモを取っていたこともありました。その知識を活かすカタチで「かげやまモデル」という住宅商品を完成させることも出来ました。
そもそも、私が住宅にこだわるようになったのには子どもが関係しています。当時の私は転勤が多いなどの理由で一か所に定住することが少なく、中でも兵庫県で暮らしていたときは借家住まいでした。その後、広島県の尾道市に私たちが引っ越した後には、当然他の方が住むことになるのですが、当時まだ小さかった私の子どもはその家に対する思い入れが強かったのか、成長してからも、こっそりとかつての我が家を見に行っていたといいます。このことから、家が持つ役割の重大さについて考えるようになったのです。
今は不況の時代です。しかし、もし叶うのなら子どもたちのために家を用意してあげてほしいと思います。家は『心のふるさと』であり『心の港』です。家で幸せな子ども時代を過ごすことが出来れば、大人になって辛いことがあったとしても、当時の気持ちを思い出して頑張ることができると思うのです。
現在では、私も理想の家を手に入れることが出来ました。兵庫県の借家をこっそり見に帰っていた子どもは大人になり、一人暮らしをするようになりましたが、友達を連れて家に帰ってくることもあります。このように家を起点にして友達関係が広がっていくこともあるので、家は本当に良いものだと思います。