陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している隂山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

育てる住まい CRESCASA隂山先生監修ブックレット 「子どもが賢く育つ家づくり」プレゼント中!TOKYO FM 陰山英男のヒューマン・ラボ陰山英男のヒューマン・ラボ スペシャル 『子どもの学力は短期間で伸びる!講習会』 レポート 2008/12/22 @一ツ橋ホール

「読み書き計算」は現在、多くの学校や家庭に取り入れて頂いてますが、これらの反復学習を行う前に取り組んで欲しいことは、実は音読です。というのも、声を出す行為は単純に自分の気持ちを伝えるだけでなく、体全体のスイッチを入れるような効果があると思うからです。

例えば、気持ちが落ち込んでいるときに「ファイト、ファイト」と声を発して自分自身を奮い立たせたり、負けている野球チームの監督が「声を出せ」と選手を鼓舞することと同じで、「百ます計算」のようにグッと一つのことに集中する前は、まず音読によって体全体を動かすことがものすごく大事になってくるのです。

しかし、一口に発声といっても結構大変です。15分間連続して音読をすれば、体力を消耗して疲れてしまうでしょう。 まずは5分程度を目安にして、姿勢を正して背筋を伸ばし、適度に大きな声で音読して下さい。この時大切なポイントは口の形です。スポーツによって体の筋肉を鍛えるのと同じように、きちんとした発声を行うためには口の周りの筋肉も鍛えないといけないのです。

音読には、文字を目で見て、頭で判断して、口に出して、耳で聞くという要素が含まれています。これらは、単に勉強の手法というより、人間が生きていくために必要な術であるともいえるでしょう。物事が上手くいかなかったときに自分を鼓舞する意味でしっかり声を出したり、自分の好きな文章や言葉を声に出す行為を、私は、元気になるために一番良い方法ではないかと思っています。

朝起きてすぐに音読に取り掛かり、ボーっとした寝起きの脳に活を入れてからしっかり朝ごはんを食べれば、朝の準備はバッチリです。

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プロフィール

隂山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「隂山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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