
2010年2月20日 放送分
トイレに行かない子どもたち
トイレに行かない人間はいません。だれでも必ず行きます。ところが子どもたちにとっては、毎日のトイレが大きな問題になっているのです。それというのも、日本の学校のトイレの多くは和式であるのに対して、家庭のトイレの多くは洋式であることが原因にあります。
春に向けて進学する子どもは特に関係が深いのですが、家庭の洋式トイレに見慣れている状態で和式トイレを見ると異様な光景に思えてしまいます。大勢の子どもたちが使用するには洋式だと汚れやすいので、学校では和式を多く取り入れています。子どもたちは、和式トイレに慣れておかないと、学校でトイレに行けないということにもなってしまうのです。中にはお漏らしをしてしまい、トラウマとなって、学校に行けなくなってしまったケースもあるので、トイレ問題はとても重要です。
このことからも、入学前には和式のトイレに慣れておくと良いと思います。公民館やその他の公共建物には、まだ和式トイレが多く残っています。そのような場所で「練習」しておくと良いでしょう。
トイレを洋式にしたり、こまめに清掃をするなどの取り組みを行っている学校もあります。汚いイメージのトイレがキレイになると、子どもたちの心にとっても非常に良い影響を与えるのです。私も学校にいるときはトイレ掃除を徹底して行うようにして、子どもたちの心を落ち着かせようとしてきました。
また、親御さんには、子どもに朝きちんと排便をするようにしつけてもらえると良いと思います。お腹が痛いと言って保健室に来る子どもの半数近くは、トイレに行くと治る場合が多いからです。ですから、ゆっくりと時間をかけてトイレに入る習慣を身に付けて欲しいと思います。全部出し切ってしまうと体の調子も良くなります。その状態で学校へ行くようにすれば、子どもたちも快調に生活し勉強に取り組むことが出来るのです。