陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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私がセキスイハイムと一緒に作っている「かげやまモデル」では、リビングに長机を置くことを提言しています。子どもは、家に帰るとまず家族がいるリビングに入ります。そこに長机があると、すっと座り、自然と宿題をはじめる「導線」が生まれるのです。机は子どもたちにとって神聖な場所ですので、勉強しやすい机を準備してあげることが大切です。

私は子どもが集中できる机は長机、つまり横長の机だと考えています。逆に縦長の机だと奥に置いたものが取り辛く、前かがみになる必要があります。実はこれが子どもの集中をそいでいるのです。横長の机であれば、横に物が置いてあっても、目の前がすっきりと整理された状態であれば、勉強ははかどります。さらに、物がとりやすく集中力をとぎれさせません。

ほかにも、国語コーナー、算数コーナーというように左右で教科を分けたり、右側はパソコンコーナーにするなど、様々な使いまわしが可能です。

さらに、家具の配置に困らないという利点もあります。ダイニングテーブルと横長の“学習机”の2つを近くに置いても、実はそれほど気にならないのです。近くに並べることで、夕飯時には学習机からくるっと振り返りダイニングテーブルですぐにご飯が食べられます。食べ終わったら、またくるっと振り返って学習机で勉強を始めればいいのです。

このような机の配置ひとつ取っても、子どもの動きと生活習慣をセットに考えることでポイントが見えてきます。子どもにどのような動きをさせて、どのような生活習慣を身に付けさせれば、集中力が上がるか、ご家族で考えてみると良いでしょう。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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