陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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3月は子どもたちにとって春休みの時期ですが、大人たちには休日ではなく日常です。普段と変わらず仕事がある方がほとんどでしょう。実は、このことを逆説的に考えると、春休みは本物を体験できる場所に行きやすい時期になります。忙しい大人たちが働いている間に行動するのです。

テレビやパソコンだけではなく、本物の芸術や自然などと触れ合おうとしたとき、普通の休日では人ごみの中を移動しなければならないなど、ストレスが生まれることがあります。ですから、今回の春休みを利用して、もし両親で平日に仕事を休めるのなら、家族で一緒に過ごされてはいかがでしょうか。

例えば、京都では桜のシーズンとなる4月になると観光客で混雑します。しかし、多くの人が4月からのレジャーに照準を合わせているため、3月の京都は穴場としてすいているのです。桜こそありませんが、陽気も暖かく過ごしやすいと思います。

小学校入学前の子どもがいる家庭では、電車の運賃が安くなったり、普段は予約で満室の人気旅館などにも格安で簡単に宿泊できるかもしれません。実際、私の妻や子どもは、そういったサービスを利用してよく旅行していました。

夏休み、冬休み、春休みとありますが、春休みの印象は薄く、特にすることもなく過ぎ去ってしまいがちです。時間を無駄にするのではなくて、普段見られない、行けない特別な場所におもむいてはいかがでしょうか。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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