陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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新学期が始まる時期に、まず始めに取り組んで欲しいことが二つあります。

一つ目は、学期の始めに配られる全教科の教科書に目を通してください。もちろん、一読して全てを理解することは難しいので、大体どんな内容の授業が行われるか把握できれば結構です。授業の大まかな進行とカレンダーを見比べると、時期によって「楽しそうだな」「大変そうだな」という意識を持つことができます。事前に意識を持つということは、学習に対する姿勢が整うということです。授業が進んでから突然難しい問題が出てくると克服も難しいですが、前もってわかっていれば立ち向かうことも可能です。このことからも今のこの時期に教科書を一通り読んでもらいたいと思います。

二つ目は、友達の小さいけれども良いところを探してください。新学期になり新しい友達もできると思いますが、始めはどうやって話しかければいいのかわからないものです。そんな時は、例えば「下駄箱の靴をそろえていてキレイだね」「集合がかかるといつも行動が早いね」など、仕草や行動に関する部分で、小さくても良いところを見つけて、伝えてあげましょう。言われた相手はもちろん嬉しいので、あなたに対して好意を持ちやすくなるでしょう。友達もたくさんできると思うので、ぜひ挑戦してみてください。

また、相手の良いところを見つけるということは、その人を観察するということなので、人を見る力も身につきます。これはコミュニケーション力を鍛える上で、ものすごく重要なことです。ご家庭で、お父さんやお母さんがお互いに誉めあったり、子どもの小さくても良いところを誉めてあげても有効でしょう。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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