
2010年5月1日 放送分
漢字の前倒しのやり方
前回、漢字を1年の早い段階で覚えてしまったほうが良いということをお話させていただきましたが、その具体的な方法をお伝えします。それには私が出している「徹底反復漢字プリント」や「書き順プリント」がお手元にあるとよりスムーズにすすめられるでしょう。
大人でも小説や新聞から難しい漢字と出会い、辞書を引くなどして新しく覚えていきます。それと同じように子どもたちも、小学校の1学年で習う漢字200字程度を、20から30の短文に振り分けて読ませていくことから始めましょう。
おおまかでいいのでどのような漢字が出てくるかということを知った後は、その漢字をドリルのようなもので練習していきます。それは何回も書いて覚えるタイプのものが良いでしょう。私の出しているドリルの特徴でもあるのですが、ある漢字を練習するとき、書くスペースの隣に手本となる漢字が書いてあります。これは、見本を見てキレイに書いてほしいからです。キレイな漢字を書く子どもは「とめ・はね・はらい」がきちんと身についています。そして、きれいな字を書く子どもの方が、そうではない子どもと比較しても、漢字自体を覚えている場合が圧倒的に多いのです。これらのことから、漢字はキレイに書くよう学習すると良いでしょう。
もう一つのポイントとして学習範囲を絞ることがあげられます。これは、子どもたちはやるべきことが分かっているとがんばれるからです。200字なら200字のみに集中させましょう。範囲が際限なく広がってしまうと子どもたちは途端にやる気を失ってしまいます。
最後のポイントとして、習った漢字を元に表されている熟語を全て覚えてほしいのです。例えば「学校」の「学」という字があります。これが「学問」という字を書くテストになると書けないケースが多々あります。テストでもどのように出題されるかはわからないので、学習した字を使った熟語は全て覚えてしまいましょう。
私の経験から、漢字を知るのに2週間、徹底反復で覚えるのに2週間から1か月、最後に熟語をきちんと覚えるのに1か月半程度で覚えられるでしょう。1学期中に覚えてしまい、夏休みに復習できれば、2学期には成績が急上昇するかもしれません。