
2010年5月22日 放送分
難問の解き方
難問を解くということは、あたりまえですがハードルの高いことです。だから多くの子どもが挫折してつまずいてしまいます。しかし逆に考えればそれを超えることができればとても嬉しく感じられるでしょう。そこで私は基礎力がある程度身に付いたら、難問に挑戦させるようにしています。
難問というのは、例えばつるかめ算や速度算や和差算などのことです。それぞれ基本的な問題の型があるので、それを理解することが大切なのですが、これをおろそかにしてしまいがちです。なぜかというと先生が説明する通りにやれば解けてしまうからなのです。自分の力で解いているわけではないので、家に帰ると途端に何がなんだか分からなくなってしまいます。
つるかめ算を例にあげると、五段階くらい式を解かなければいけないのですが、その五つの式を連続して覚えていくことが難しいのです。ですから同じ問題を何度も解くことが効果的なのですが、その際、数字も変えず全く同じ問題に取り組むようにすると、きちんと覚えることができるでしょう。
新しい問題と出会ったときには、ひらめきで解こうとしないで下さい。以前に解いた問題から次の問題の解き方のコツを見出していく必要があります。そのためには、苦手な問題を投げ出さず、分かるまで反復しなければなりません。お父さんやお母さんは「一つの問題を覚えるまでやり続ける」ということを子どもにアドバイスしてあげてください。そして「この問題に関してはスラスラ解ける」というようになったら次の問題に進めばいいのです。
そのため、参考書や教科書は答えや計算式だけしか書いていないものではなく「このように解きます」としっかり解説が書いてあるものを選びましょう。
さらに文章題を解くときと同じく図に書き表してみたり、子ども自身に解き方を説明させてみたりと、一つの問題をしっかり理解し、習熟することが大切です。