
2010年6月5日 放送分
学力を伸ばす先生とは
授業の上手な先生は子どもの観察がうまく、教室全体を見ながら子どもたちの様子に合わせて授業を展開していきます。しかし「授業の上手な先生」と「学力を伸ばす先生」は少し違います。
例えば「授業の上手な先生」が、理科の授業で重要な実験を繰り返し子どもたちと実践したとします。一見とても熱心ですが、この授業を受けた子どもたちのテストの成績がいいかというと必ずしもそうではありません。
なぜかというとテストは実験で行ったことを言葉にしなくてはなりません。実験の後に覚えるべきこと、重要なことを抽出してしっかり記憶し、答えが書けるようにするという作業がとても大事なのです。
逆にあまり面白味のない授業をする先生が指導した子どもの成績が良いということもあります。そういった先生方はみな黒板がきれいです。色や線を効果的に使い、とても理解しやすい黒板を書きます。黒板がきれいだと子どもはその黒板を真似てそのままノートをとります。そのあとにポイントをまとめたプリントを宿題にします。このように子どもたちに沢山書かせるということを普段から行っていると学力が良くなる傾向があります。
お父さんやお母さんは授業参観に行って授業を観察するのはもちろんですが、子どもたちの持ち帰ってくるノートやプリントも見てください。どういった授業をしているのか分かると思います。そして頑張った子どもをしっかり褒めてあげてください。
また、先生方は子どもたちが学習したプリントを取っておいて学期末などにまとめて返却するのもいいと思います。子どもたちがどれくらい勉強したか、頑張ったかということがプリントの量により一目瞭然で、枚数が多いほど子どもたちの自信にもつながります。