陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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授業の上手な先生は子どもの観察がうまく、教室全体を見ながら子どもたちの様子に合わせて授業を展開していきます。しかし「授業の上手な先生」と「学力を伸ばす先生」は少し違います。

例えば「授業の上手な先生」が、理科の授業で重要な実験を繰り返し子どもたちと実践したとします。一見とても熱心ですが、この授業を受けた子どもたちのテストの成績がいいかというと必ずしもそうではありません。

なぜかというとテストは実験で行ったことを言葉にしなくてはなりません。実験の後に覚えるべきこと、重要なことを抽出してしっかり記憶し、答えが書けるようにするという作業がとても大事なのです。

逆にあまり面白味のない授業をする先生が指導した子どもの成績が良いということもあります。そういった先生方はみな黒板がきれいです。色や線を効果的に使い、とても理解しやすい黒板を書きます。黒板がきれいだと子どもはその黒板を真似てそのままノートをとります。そのあとにポイントをまとめたプリントを宿題にします。このように子どもたちに沢山書かせるということを普段から行っていると学力が良くなる傾向があります。

お父さんやお母さんは授業参観に行って授業を観察するのはもちろんですが、子どもたちの持ち帰ってくるノートやプリントも見てください。どういった授業をしているのか分かると思います。そして頑張った子どもをしっかり褒めてあげてください。

また、先生方は子どもたちが学習したプリントを取っておいて学期末などにまとめて返却するのもいいと思います。子どもたちがどれくらい勉強したか、頑張ったかということがプリントの量により一目瞭然で、枚数が多いほど子どもたちの自信にもつながります。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

陰山英男 Official Web Site

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