
2008年11月29日 放送分
文章題では、立式に単位をつけろ
文章題を解くためには式を立てる必要があります。アヒルが3羽いるところに、2羽やってきたという問題があるとき、単純に「3+2」ではなく「3羽+2羽」というふうに単位をつけて考えてください。計算は答えを出すための手続きではなく、単位をイメージして、文章題に書かれている内容を数字的に表現したものだと、理解して欲しいのです。
また、掛け算の文章題では、前後の数字の単位が違ってくることが多いですよね。例えば、1皿に饅頭が2個入っているとき3皿ではいくつになるでしょうという問題ならば、「2×3」という立式がなりたちます。このとき、前の数字には「個」、後ろの数字には「皿」という単位がそれぞれつきます。答えは6ですが、どちらの単位がつくのかを考えて欲しいのです。答えが「6皿」ではなく「6個」だと意識することで、“解けた”ではなく“解いた”という実感を持つことができます。
数値の入った式を先に書いておく方法もあります。2cm、3cmとだけ表記し、あわせて何cmでしょうという問題では、真ん中の記号部分を空白にします。「+」「-」「×」「÷」のどれが当てはまるのか考えることで、文章題の言語と、式という数の言語を、キチンと照らし合わせた翻訳が出来るようになるでしょう。
分からない文章題を何回練習したとしても、無意味なトレーニングで終わってしまう危険性をはらんでいます。そうならないためには、立式に単位をつけるということだけではなく、子どもたちができない、分からないのは何故なのか、ということを分析することが大事なのです。