陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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色々な勉強法がありますが、私はやっぱり音読が基本だと思っています。最近の脳の研究でも分かってきたことですが、音読をすると脳が活性化する効果があるようです。私の教え子の中にも中学、高校で放送部や演劇部に入ってから国語の成績が上がったという子どもが多くいます。

ほとんどの教科は言葉で構成されていることを踏まえると、音読の効果が表れるのは国語だけに限った話ではありません。どんな教科でもまず教科書を音読してみましょう。スラスラとうまく読めなかったり、つっかえてしまうところがあると思います。スムーズに読めない部分が理解できていない場合があります。つまずいた部分に線を引いたり、読み返すなどして繰り返し練習することが学力の向上につながっていきます。

漢文や古文の文章を書いたプリントを子どもたちに渡し、毎日音読の練習をさせたことがあります。もちろん子どもたちは最初から内容を理解することはできませんが、慣れてくると難しい言葉でもスラスラ言えるようになり、楽しくなるものです。そのうち音読が心地良くなってくると知らないうちに暗唱できるようになります。暗唱を続けることで子どもたちは一年間に二十くらいの文を覚えることが出来ました。

古文や漢文は中学、高校に進学すると必ず学習するものですから、小学校のうちに内容を覚えておくと必ず役に立ちます。例えば、苦手な子が多い「長文の穴埋め問題」などでは、音読・暗唱をやってきた子どもは全部覚えているので簡単に答えを書くことができるのです。

ぜひとも挑戦してみてください。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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