陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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もうすぐ夏休みですね。家庭で色々な計画を立てていることと思います。その中にぜひ「社会見学」を入れてほしいのです。遊園地などの行楽の思い出も良いですが、行った後に勉強やあらゆる意欲に繋がっていくような風景を見せてあげてください。

私の行ったことのある場所でおすすめなのは北海道です。雄大な景色をぜひ子供に見せてあげてください。花や虫も旅先では自分の住んでいる地域のものとは違っていたりするなど、たくさんの発見があるはずです。もちろんお金はかかりますし、大変ですがきちんと準備して家庭で実践してほしいと思います。

手順としては、まず最初に日程の調整をしましょう。共働きの家庭も少なくありませんし、子ども自身にも習い事の練習などの予定があることがあります。家族全員が揃う時間を作るのはそんなに簡単ではありません。ですからまず日程調整をしてください。

次に行うのは具体的な行き先の決定です。今回は一週間あるから遠出が出来るとか、三日間しかないからどこか近い所にしようとか出てくると思います。こんなことがしたい、あそこに行きたいなどの案や希望は家族全員で会議をしてください。採用されなかったプランは次回に持ち越すなどして、子どもたちからも意見を出してもらい、楽しく話し合ってください。

最後に情報収集です。最近はインターネットで簡単に旅先の情報を得られるようになりました。旅行社でもらえるパンフレットのおすすめのモデルプランなどを参考にしながら自分たちで行動計画を作りましょう。ツアーに申し込んでしまえば楽ですが、車で見て回るとか、自分たちで電車を乗り継ぐなどの体験はそれ自体が子どもたちの勉強になります。家族でワイワイいいながらプランを練りましょう。

自分たちで立てた計画での「社会見学」は子どもたちにとって一生忘れられない経験になると思います。夏休みのイベントの一つとしてぜひ実践してみてください。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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