陰山英男のヒューマンラボ 子どもたちの学力向上に尽力している陰山英男先生が、子どもの教育、日本の将来について語るTOKYO FM「陰山英男のヒューマン・ラボ」。ここではダイジェストをお送りいたします。

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夏休みは読書ができる時間が増える時です。今まで何度か本に関してお話ししてきたと思いますが今回は総集編です。

一つ目は、読み聞かせをしてあげましょう。小さい子に限らず、意外と小学校中学年、高学年の子どもでも面白がって聞くものです。基本的に子どもたちは読み聞かせが好きです。なぜかというと言葉を聞いてその情景を思い浮かべるということが心地良いものだからです。読む人もお勉強というより楽しい雰囲気を伝えてあげてください。

二つ目は、面白そうな本を家のあちこちに置いてあげてください。ちょっとした本棚で構わないので手の届くところに作っておく。そうすることでさりげなく子どもが手にとることができるようになります。ディスプレイのやり方も工夫してください。面白い本をインターネットの情報なども参考にしながら本屋で選ぶことも大切です。

三つ目は、本を買ってあげてほしいのです。借りるのではなく買う。図書室で借りるのもいいのですが、最初の一冊やこれは本当に愛読書になるだろうなっていう本はぜひ買ってあげてほしいので本屋に連れて行ってあげてください。

四つ目は、本は決して安いものでありません。たくさん読ませてあげたい気持ちはあってもそうそう買ってばかりもいられない。そうなると活用したいのは図書館です。夏休みは図書館に通うチャンスがあります。子どもたちに行くように促してあげてください。遠いようなら休みに車で一緒に行って、たくさん借りてくるという方法もあります。

五つ目は、テレビや携帯電話を切って読書をしようとする空間を作ってあげてください。本を読むことに慣れていない子どもは、読み始めから集中するまでの時間がすごく大事なのです。二十分、三十分でいいので静かな時間を作ってあげてください。

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プロフィール

陰山英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県出身。
89年に兵庫県朝来郡朝来町立山口小学校に赴任。「読み・書き・計算」の徹底した反復学習、「早寝早起き朝ご飯」を二本柱に、基礎学力の向上を図る「陰山メソッド」を確立。同校出身者の国公立大学進学率が類を見ない高さだったため、教育実践がメディアで紹介されるようになる。

2003年、全国公募により、広島県尾道市立土堂小学校校長に就任。06年4月より、立命館小学校副校長・立命館大学教育開発支援センター教授を務める。

小学館の通信添削学習『ドラゼミ』総監修者。著作・共著多数。文部科学省・中央教育審議会教育課程部会委員/安倍前首相の諮問機関「教育再生会議」有識者委員/大阪府教育委員会教育委員

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